使い方ガイド

初期セットアップは完了しています。ここからは「毎月4ステップ」を繰り返すだけで、資金繰り表の精度を保てます。

毎月の運用フロー

  1. freeeで「取引」一覧をCSVエクスポートする
    月初〜月中いつでもOK。過去分を含めた期間でエクスポートして問題ありません(取り込み時に上書きされるだけです)。
  2. freee実績取込にそのCSVをアップロードする
    中分類ごとの実績が自動反映されます。手入力は不要です。初めて見る勘定科目があれば「未マッピング」として表示されるので、下の勘定科目マッピング表で対応する中分類を選んで保存してください(一度設定すれば翌月以降は自動で反映されます)。「売上高」「外注費」「外注費(原価)」は取引先によってランニング/新規/スポットが変わるため、勘定科目マッピングだけでは自動で決まりません。同じ画面下部の「取引先別の内訳」に、初回だけ・または新しい取引先が増えたときだけ配分の確認が必要です(過去に配分した取引先は次回以降自動的に引き継がれます)。
  3. 同じCSVを契約マスタ提案にもアップロードする
    契約マスタ(=将来の予測の元データ)と実際の取引パターンを比較し、「新規に発生した取引」「金額が変わった取引」だけが候補として表示されます。契約マスタと一致している取引先は表示されない(デフォルトで隠れる)ので、差分だけを確認してチェックを入れ、反映すればOKです。何もなければ何もしなくて構いません。
  4. ダッシュボード/月次資金繰り表で資金繰り状況を確認する
    実績を反映した月は「実績」バッジが付き、それ以外は契約マスタからの予測のまま表示されます。資金ショートの兆候があれば、ダッシュボードの「推奨アクション」に表示されます。

実績登録の考え方

実績はfreeeのCSV取込が基本です。実績・予実比較ページにも中分類ごとの手入力欄がありますが、これは「freeeに載らない調整」など例外的なケース専用で、毎月使うものではありません。基本フローだけで通常は完結します。

予定(契約マスタ)の考え方

契約マスタを直接編集するのは、次のような「特殊なケース」のときだけです。

既存契約の金額の微修正(外注費の実額変動など)は、実績が判明し次第ここで直接更新して予測精度を上げる運用でも構いません。更新し忘れた差分があっても、毎月ステップ3の契約マスタ提案で「金額が変わった」候補として自動的に出てくるので、そこで見落としを回収できます。契約の編集は、一覧右上の「編集モードON」を押すと表の各セルがその場で直接編集できるようになります(列・行の絞り込みも上部で可能です)。

中分類(科目)の考え方

中分類は基本的にfreeeの勘定科目とほぼ1対1です(地代家賃・通信費・交際費…とfreeeの科目名がそのまま中分類になります)。これにより実績の取込みが直感的になり、STRAC分析の変動費/固定費もfreeeの実データとずれません。

例外は「売上高」「外注費」「外注費(原価)」の3科目です。これらは同じ勘定科目でも取引先によって「継続契約(ランニング)」か「単発案件(スポット/新規)」かで資金繰りの予測精度が変わるため、勘定科目マッピングとは別に、freee実績取込ページ下部の「取引先別の内訳」で取引先ごとに手動で配分します。

月次資金繰り表・実績予実比較では、経費の科目数が多いため「変動費合計」「固定費合計」の2行にまとめて表示し、クリックで科目ごとの内訳を展開できます。どの科目が変動費/固定費かはSTRAC分析ページ下部の分類設定で変更できます。

※ 「固定費」「給与」「社会保険料」「外注」という集約カテゴリも過去互換のため残っています。これらを使っている既存契約は、上記の新しい中分類へ随時(編集モードで)付け替えていく想定です。急いで一括移行する必要はありません。

各ページの役割

ページ使う頻度目的
ダッシュボード随時資金繰りの現状把握・資金ショート予測・推奨アクション
月次資金繰り表随時月次の入出金内訳の詳細確認(実績反映月はバッジ表示)
日次キャッシュ推移随時日次残高の推移確認・特定日のイベント調整
freee実績取込毎月取引一覧CSVを取り込み実績を自動反映。売上高・外注費(原価)等は取引先別の内訳で配分確認
契約マスタ提案毎月契約マスタとの差分(新規・金額変化)をレビューして反映
実績・予実比較例外時のみfreeeに載らない実績の手動調整、実績推移の確認(変動費/固定費でセクション表示)
STRAC分析随時売上高・変動費・限界利益・固定費・経常利益の構造をSTRAC図で確認。科目ごとの変動費/固定費分類もここで設定
契約マスタ随時(実績が分かり次第)契約の新規追加・終了処理・条件変更、実績に合わせた金額更新(一覧の編集モード・絞り込みで操作)
Excel契約マスタ取込初期構築時のみ資金繰り表Excelから契約マスタを一括投入(通常は再利用しない)
設定ほぼ使わない予測開始残高・中分類の引落/入金日ルールの調整

よくある質問

Q. freee実績取込で「未マッピング」と表示された場合は?
A. そのfreee勘定科目がまだどの中分類にも紐付いていない状態です。freee実績取込ページの勘定科目マッピング表から、対応する中分類を選んで保存してください。中分類は基本的にfreeeの科目名と同じものを選べば大丈夫です(例: 「交際費」という科目なら中分類も「交際費」)。金額がキャッシュフローに関係ない科目(預り金・仮払金など)は、あえて「未設定」のままにして問題ありません(実績には反映されず、誤った合算を防げます)。

Q. 「取引先別の内訳」で何を確認すればいい?
A. 売上高・外注費・外注費(原価)は取引先ごとにランニング/新規/スポットが違うため、freee取込み直後は自動提案(前回その取引先を配分した実績、または契約マスタの取引先名との一致)で仮の配分がされています。取引先名の右の「freee取込み合計(参考)」と、配分した金額の合計が一致していればそのままでOKです。1つの取引先の中に継続分とスポット分が混ざる月は、行を追加して按分してください。一度保存した取引先は、次回以降の取込みで自動的には上書きされません。

Q. 契約マスタ提案で大量の候補が出て収集がつかない場合は?
A. 一覧は自動検出なので、少額の交通費精算なども候補として出ることがあります。金額が大きいもの・見覚えのある取引先のものから優先してチェックすれば十分です。無視した候補は次回のアップロード時にも再度候補として出てくるので、取りこぼす心配はありません。

Q. 既存顧客の単価が途中の月から上がる(下がる)場合は、どう入力する?
A. 契約マスタは1行=1契約=金額固定の設計なので、金額が変わる場合は「既存行を変更前月で終了させて、新しい金額で行を追加」します。例:ランニング500万円の顧客が9月から600万円になる場合、

  1. 契約マスタで「編集モードON」にし、既存の500万円の行の終了月セルを8月に直接入力して「保存」(開始月・金額はそのまま)
  2. 上部の「新規契約を追加」で同じ中分類・取引先の行を作成 → 金額を600万円、開始月を9月、終了月は空欄のまま保存
こうすると8月までは500万・9月以降は600万として月次資金繰り表・ダッシュボードに自動反映されます。

※ このページの内容は運用ルールのメモです。仕組みそのものの詳細は各ページの案内文(画面上部のグレーの説明文)も参照してください。